小説を読む 春にして君を離れ [アガサ・クリスティー] 作者アガサ・クリスティーの人間観察眼と、推理小説で培った技法がうまく融合し、結婚のある種のリアルを浮き彫りにした稀有な作品『春にして君を離れ』について、シェイクスピアのソネット引用をはさみつつ書きます。 2021.07.22 小説を読む
小説を読む 三四郎 [夏目漱石] 夏目漱石『三四郎』は宙ぶらりんを書いた小説であることを指摘したうえで、やっぱり読者が(筆者も)気になる美禰子(みねこ)とのことに焦点をあてて書きます。 2021.04.29 小説を読む
書の理解を深める 歴史をかえた誤訳 [鳥飼玖美子] ある言語の文章を、完全に他言語にうつしかえることはできません。そうとしても、言語を越えた相互理解の努力を惜しむわけにはいきません。もし国際政治の場で誤訳・誤解が生じた場合、予期せぬ事態を招くこともありえます。『歴史をかえた誤訳』の内容をひきながら、筆者の考えを述べます。 2020.07.17 書の理解を深める
書の理解を深める 神曲 [ダンテ・アリギエーリ] 其の二 地獄の門の碑銘を引用し、地獄に入ります。『神曲』は読み進めるのにどうしても注釈が必要です。それは読者の読解力の問題ではありません。このページでは地獄を巡るにあたっての、言葉による見取り図を提供します。地獄の最下層を抜けると、ダンテは煉獄に到達します。 2020.06.01 書の理解を深める
書の理解を深める 神曲 [ダンテ・アリギエーリ] 其の一 ダンテ・アリギエーリ『神曲』について書きます。ダンテ詩作の背景、ウェルギリウスとその作品およびベアトリーチェについてふれます。第一曲を引用しつつ地獄篇に入っていきます。内容理解の手引きとしても使用できます。 2020.05.12 書の理解を深める