清明

石庭 雑記(二十四節気など)

4月4日は清明です。「万物発して清浄明潔なれば、此芽は何の草としれるなり」(暦便覧)とあり、この時期には地上のものが生き生きと美しく変化します。清明は「清く澄んでいるため明るいこと」という一般名詞・形容動詞としての意味もあります。上にある清浄明潔の略とも考えられます。

2020年は新型コロナウィルスが世界的問題となり、終息・鎮静化への模索が続いています。清々しい気持ちで春を迎えたと言いたいところですが、新型コロナウィルス問題は経済や東京オリンピックにまで影響が波及し、春霞で先の見通せない世情、というのが正確なところでしょうか。

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