小暑

石庭 雑記(二十四節気など)

7月7日は小暑です。気温は上がっていますが、梅雨の季節のためそれほど実感がありません。

七夕の季節でもあります。全国的には8月7日を七夕とする地域も多く、開催日にばらつきがでています。7月7日の晴天率は低く、東京で15%しかないため、星祭にはむいていないという意見もあります。旧暦で7月7日とすると新暦上で日付が固定されないため(2020年の旧七夕は8月25日)、梅雨が明けていて旧暦に近い8月7日が妥当ということでしょうか。
七夕は「しちせき」と読んでも間違いではありません。たなばたは棚機からきた音をあてたものです。日本に元々あった神や先祖に美しい織物を捧げる風習と、中国の乞巧奠(きっこうでん)という裁縫技芸の上達を乞う祭(奠)が合わさってうまれたと考えられています。織女(織姫)と牽牛(彦星)の物語はあまりに有名なのでここでは繰り返しません。
この二つの星は現在の別名でベガとアルタイルです。伝説がうまく作られていると思うのは、この二つの星はたしかに天の川の両岸に隔てられているように見えます。この二つはもとは夫婦であって、天の川に裂かれて会えなくなったのだと想像が飛躍していったのは面白いですね。

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