小説を読む 銀河鉄道の夜 [宮沢賢治] 『銀河鉄道の夜』は結局どんな話なのでしょう。不思議な話、悲しい話の一つとして通り過ぎてしまった人も、再読することで必ず新たな発見があります。『農民芸術概論綱要』もひきつつ、宮沢賢治の魅力を語ります。 2020.06.30 小説を読む
小説を読む 蒲団 [田山花袋] 田山花袋『蒲団』は自然主義小説へのアプローチと、のちの私小説の萌芽として画期をなしました。恋の未練から、女の使った蒲団の匂いをかぐというラストが有名で、そこだけで語られがちです。ここでは作者の語りの手法、文体にも注目します。 2020.06.16 小説を読む
書の理解を深める 神曲 [ダンテ・アリギエーリ] 其の二 地獄の門の碑銘を引用し、地獄に入ります。『神曲』は読み進めるのにどうしても注釈が必要です。それは読者の読解力の問題ではありません。このページでは地獄を巡るにあたっての、言葉による見取り図を提供します。地獄の最下層を抜けると、ダンテは煉獄に到達します。 2020.06.01 書の理解を深める
小説を読む 黒い家 [貴志祐介] 人が人を殺して何とも思わない。そういうことがありうるのか。この小説はホラーというジャンルですが、心理サスペンスでもあります。貴志祐介の初期作品『黒い家』について。 2020.05.25 小説を読む
書の理解を深める 神曲 [ダンテ・アリギエーリ] 其の一 ダンテ・アリギエーリ『神曲』について書きます。ダンテ詩作の背景、ウェルギリウスとその作品およびベアトリーチェについてふれます。第一曲を引用しつつ地獄篇に入っていきます。内容理解の手引きとしても使用できます。 2020.05.12 書の理解を深める
小説を読む 羅生門 [芥川龍之介] 芥川龍之介の小説『羅生門』は多くの人に読まれています。そのわりに、よくわからない、釈然としないという感想で終わる人も多いようです。『羅生門』を読むヒントを書きます。 2020.03.31 小説を読む